先日の季節外れの雪もあり、桜見物もそろそろ終わりを迎えるでしょうか!?
皆さんは、「平成最後の桜」お花見は楽しめました?
今日は、『知らないと重症化してしまう「打撲」』のお話です。
「打撲」というと、「ほっといても治る」と思われがちです。
確かに、骨折や脱臼、捻挫や肉離れに比べると自然に治る傾向にあります。
ただし、コンタクトスポーツに多く見られる「大腿四頭筋(太ももの前側)」の打撲は気を付けなければなりません。(俗名:モモカン)
相手の頭や肩、肘や膝が当たり筋肉が損傷し、血腫(内出血した部分)にカルシウムが異常沈着する場合があります。
これを「骨化性筋炎」と言います。
柔軟性のある筋肉の中に、硬い骨が形成されてしまうので、膝の曲げ伸ばしが困難になると共に筋力が低下します。
運動再開まで、かなりの時間が掛かってしまいます。
「骨化性筋炎」の予防としては、血腫を造らないこと!
初期対応に尽きます。
現場での対応は、損傷部分を包帯などで圧迫し膝をしっかり曲げ、アイシングを行って下さい。
その後は、早急に医療機関に受診しましょう。
当院では、「超音波画像観察装置(エコー)」「アキュスコープ(微弱電流)」を使い早期回復に努めます。