怪我をした時に、まず大切な事は!?
「傷めてしまった部分を保護する」こと、
専門的に言うと、「患部の固定」になります。
痛めた部分を放置すると、その後も患部に悪い力が加わり、損傷箇所が広がってしまいます。
早期復帰を目指す為、当院では必要に応じて装具固定を施し、患部の安静を図ります。
年末も、スポーツにより足首の靱帯損傷した患者さんに、脹ら脛~足の甲まで固定を施しました。
重傷だった為、松葉杖を使用して貰い、1週間は荷重を掛けないように指導しました。
最初の1週間の過ごし方は、回復に大きな影響を与えますので、早期の受診・早期の適切な処置が、重要です。
今回は、腫れが非常に強かったのでスダレ副子(竹や木を和紙で覆ったモノ)で固定しました。
引き続き固定が必要な場合は、樹脂を水で化学反応させ患部の型を取り、加工します。
最近は災害が多く、スポーツ現場以外でも、応急手当が必要な場面に遭遇することがあるかも知れません。
皆さんも、固定の重要さを覚えて欲しいと思います。